2020年7月11日土曜日

キリスト教から読みとける世界史 内藤 博文

変遷するヴァチカンの役割


本書のタイトルは「キリスト教から読みとける世界史」ですが、
サブタイトルである「ヴァチカンは歴史に、いかに君臨したか」
の方が本書の内容を正確に表しているかと思います。

ヴァチカンのトップであるローマ教皇ですが、
今でこそ「平和の使者」として国際社会において重要な役割を果たしていますが、
本書を通読すると、以前は世俗社会に直接的な権力を持ち、
随分とひどいこともしているのがわかります。

教皇の地位も時代時代によって変遷しており、
教皇と皇帝・王との関係を中心とした歴史を押さえておかないと、
ローマ教皇の現在の地位というのも理解しにくいかと思います。

そういう意味では、西洋史を教皇を軸に再構築した本書は
わかりやすくまとまっており、
世界史を学びなおすには良書ではないかと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿