TVで語られることのない聖域に斬り込む
「選択」という雑誌の「日本のサンクチュアリ」という連載が本書のネタ元です。
「選択」は通算500号も発行されている老舗月刊誌ですが、
ここまで続いている理由は本書によると以下の通りです。
五〇〇号まで積み重ねられた主な理由は二つあります。
①たくさん売ろうとしないこと
②広告に依存しないこと
「選択」は本屋で売っていない、妙な雑誌です。
キャッチフレーズは「三万人のための情報誌」。
(p6)
「選択」が独自路線を貫く硬派な雑誌であることがわかりますね。
本書では、25のトピックスを取り上げて、鋭く切り込んでいきます。
ホットなトピックスとしては、「自民党東京都連」「スポーツマフィア 電通」
といったものが挙げられ、「理化学研究所」「国立がん研究センター」
といったトピックスでは公金の無駄使いを暴いていきます。
一つ一つのトピックスは独立しているので、
興味があるものだけ読むということもできます。
ネット上では聖域に斬り込んでいる人は多数いますが、
情報は玉石混交で真実を見極めるのは極めて困難です。
その点、本書は丁寧な取材に基づいているので安心して読めます。
本書は上述の連載をまとめた本の第3弾で、文庫化にあたり
加筆修正が加えられているので、再読する価値もありです。
しかしながら、第一弾の衝撃を超えたか?というと微妙ですかね?
とは言え、「選択」への期待は引き続き継続することは間違いありません。

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