2017年3月11日土曜日

退職金バカ 50歳から資産を殖やす人、沈む人 中野 晴啓

50代で貯蓄0の方は一読をお薦め

 筆者の中野晴啓さんは、セゾン投信株式会社創業者にして、
セゾン投信株式会社 代表取締役社長兼CIO(チーフインベストメントオフィサー)
の方。
 故に終章では、「老後の資産運用に適した投資信託の選び方」
を取り上げて、適切な投資信託の選び方をアドバイスしてくれます。

 ここで述べられているのは

① 継続的な資金流入はあるか?
② 信託期間は無期限か?
③ 幅広く分散投資されているか?
④ 積立投資ができるか?
⑤ 分配金は最小限か?
⑥ 売買・管理コストは安いか?

と言った、投信選びではオーソドックスな考え方で、
上記で述べられたことがよく理解できない、ということであれば、
本書を一読することをお勧めいたします。

 本書が優れているのは、50代が実際にいくら持っているのか?
の統計的な数字を取り上げ、50代で貯金0という人が約3割もいる
という驚愕の事実からスタートし、ただし、ここから積立投信をしていていけば、
65歳までには何とかなりますよ、というのを具体的な数字を交え、
論を展開していることです。

 本書の「運用は死ぬまで続ける」(p87)という姿勢はその通り!
と思わせるものですね。
 本書を入口に、投資生活に入るというのはいいかもしれませんが、
紙面の関係からもあり、積立投信がいいと言う結論は鵜吞みにせず、
複数の意見を参考にした方がいいかな?と思います。

 個人的に共感するのは
「役員コースを狙えるところにいる人は別として、
今のポジションから大きく上に行くことのない「それ以外」の人は、
正直な気持ち、50歳を過ぎてから自分を捨てて会社にご奉公する必要は、
どこにもないと思います。」(p18)
という一文ですね。
 それを踏まえたうえでの、50歳からの生き方、
については参考になるところ大でした。


0 件のコメント:

コメントを投稿