豊富な事例をもとに日本経済の大局を掴む
長谷川慶太郎先生、御年89歳ではあるが、相変わらずの多作ですね。
多作であるが故に、本書で出てくるエピソードにはお馴染みのものも多いです。
(サムスンが重電に手を出せない、ベルリンの壁崩壊を予測、等々)
しかしながら、トランプ躍進の背景や買い手が強くなる時代、
世界の政治体制のキーワードが離脱であるなど、
豊富な知識に基づき、世界経済を説明する筆力は健在です。
本書の構成は以下の通りとなっています。
第1章 トランプ躍進の「意味」とアメリカの現実
第2章 世界の政治体制が「離脱」で決定的に変わる
第3章 21世紀の日本経済が圧倒的に強い理由
第4章 日本が「安全」「安心」である理由
経済の個別のトピックスについては、勉強になる点が多く、
この点については◎ですが、これが即、日本経済のみが安泰!
という結論に至るのか?
この点は各自ご判断頂きたい、と思います。
何しろ、長谷川先生は強気一辺倒ですから。。。。
2017年2月26日日曜日
2017年2月25日土曜日
おもしろがりタイ! 癒やされタイ! 幸せ大国 タイ王国 青木 由香
台湾スペシャリストのタイへの愛情が伝わる一冊
著者の青木由香さんは、「大学卒業後、タイを起点にバックパッカーとして
たくさんの国を旅行し、台湾に辿り着く」と紹介がある通り、
台湾在住の方です。
本書は、初の台湾以外の旅エッセイとのことです。
本書の構成ですが、著者も、とあるインタビューで述べているように、
自分の気持ちに任せて書かれたようで、
様々なテーマをランダムに取り上げているという感じです。
私も台湾もタイも何度も行っておりますが、
両国ともアジアでも屈指の親日国で、気候も食事もいい居心地の良い国です。
本書に一貫して流れるのはタイへの愛情であり、
読んでいて微笑ましいものがあります。
男性から見て、女性ならではの視点かな?と思うのは、
「女は、お寺廻りグッズにシビれろ!」
「どうやら買ってはいけないらしいお土産3つ」
といったポイント。
タイのみならず、海外を歩く上で参考になる視点です。
所謂、ありきたりの観光ガイドに飽きたタイ旅行者にも参考になりますし、
あまり旅行する気はないけど、気分だけタイに浸りたいひも参考になるかと思います。
著者の青木由香さんは、「大学卒業後、タイを起点にバックパッカーとして
たくさんの国を旅行し、台湾に辿り着く」と紹介がある通り、
台湾在住の方です。
本書は、初の台湾以外の旅エッセイとのことです。
本書の構成ですが、著者も、とあるインタビューで述べているように、
自分の気持ちに任せて書かれたようで、
様々なテーマをランダムに取り上げているという感じです。
私も台湾もタイも何度も行っておりますが、
両国ともアジアでも屈指の親日国で、気候も食事もいい居心地の良い国です。
本書に一貫して流れるのはタイへの愛情であり、
読んでいて微笑ましいものがあります。
男性から見て、女性ならではの視点かな?と思うのは、
「女は、お寺廻りグッズにシビれろ!」
「どうやら買ってはいけないらしいお土産3つ」
といったポイント。
タイのみならず、海外を歩く上で参考になる視点です。
所謂、ありきたりの観光ガイドに飽きたタイ旅行者にも参考になりますし、
あまり旅行する気はないけど、気分だけタイに浸りたいひも参考になるかと思います。
知性を再構築せよ! 嘘だらけ現代世界 船瀬 俊介, ベンジャミン・フルフォード, 宮城ジョージ
いわゆる陰謀論の視点から世界を見てみる
本書は、第1章から第3章までをそれぞれの論者が記述、
第4章が対談形式となっています。
それぞれの章のタイトルは以下の通りです。
第1章 ロスチャイルドから通貨発行権を奪還せよ!
ビットコインが金融革命を起こし、
世界中から戦争がなくなる日がついに来る
(宮城ジョージ)
第2章 生き残りに必死な欧米のマフィアたちは次に何を仕掛ける?
今、既存の体制が崩壊する異常事態が起こり、
これから新たな仕組みで世界は動き出す!
(ベンジャミン・フルフォード)
第3章 医学も教育も歴史も嘘だらけ!
嘘にまみれた現代社会を今ぶっ壊せ!
(船瀬 俊介)
第4章 ついに闇の権力者たちの時代が終わりを告げる…
もう僕たちは奴らの思いどおりには動きません!
(船瀬 俊介, ベンジャミン・フルフォード, 宮城ジョージ)
個人的に本書を読んで勉強になったと感じたのは第1章です。
28ページに「ビットコインがロスチャイルドから通貨発行権と通貨管理権を奪還する!」とあるように、ネット上にある仮想通貨であるビットコインは、中央銀行も政府機関も全く関与していない通貨であり、今後の展開次第では、全く新しい世界が開ける可能性を感じました。現在の量的緩和、ゼロ金利の後にくる世界が不透明なわけですから。。。
第2章は、ベンジャミン・フルフォード氏の本を読んだことある方以外にはショッキングな内容で、
- ドイツバンクは既に倒産して、中国資本に
- アジアで金をめぐる争いが今繰り広げられている
等々です。
第3章は、フリーメーソンについて詳細に述べられています。
(伊藤博文はフリーメーソンだった、等々)
本書のような内容の本を毛嫌いする方も多いと思いますが、
今起こっていることを伝統的な切り口でなく、
全く新しい視点で見るには大変面白い本かと思います。
第4章が対談形式となっています。
それぞれの章のタイトルは以下の通りです。
第1章 ロスチャイルドから通貨発行権を奪還せよ!
ビットコインが金融革命を起こし、
世界中から戦争がなくなる日がついに来る
(宮城ジョージ)
第2章 生き残りに必死な欧米のマフィアたちは次に何を仕掛ける?
今、既存の体制が崩壊する異常事態が起こり、
これから新たな仕組みで世界は動き出す!
(ベンジャミン・フルフォード)
第3章 医学も教育も歴史も嘘だらけ!
嘘にまみれた現代社会を今ぶっ壊せ!
(船瀬 俊介)
第4章 ついに闇の権力者たちの時代が終わりを告げる…
もう僕たちは奴らの思いどおりには動きません!
(船瀬 俊介, ベンジャミン・フルフォード, 宮城ジョージ)
個人的に本書を読んで勉強になったと感じたのは第1章です。
28ページに「ビットコインがロスチャイルドから通貨発行権と通貨管理権を奪還する!」とあるように、ネット上にある仮想通貨であるビットコインは、中央銀行も政府機関も全く関与していない通貨であり、今後の展開次第では、全く新しい世界が開ける可能性を感じました。現在の量的緩和、ゼロ金利の後にくる世界が不透明なわけですから。。。
第2章は、ベンジャミン・フルフォード氏の本を読んだことある方以外にはショッキングな内容で、
- ドイツバンクは既に倒産して、中国資本に
- アジアで金をめぐる争いが今繰り広げられている
等々です。
第3章は、フリーメーソンについて詳細に述べられています。
(伊藤博文はフリーメーソンだった、等々)
本書のような内容の本を毛嫌いする方も多いと思いますが、
今起こっていることを伝統的な切り口でなく、
全く新しい視点で見るには大変面白い本かと思います。
2017年2月21日火曜日
恐慌化する世界で日本が一人勝ちする 今井 澂
日本悲観論に喝!日経平均は3万円を目指す!
本書に一貫して流れる論旨は、「たとえ世界経済が停滞しても日本だけは勝ち続ける!」という力強い言葉です。 筆者は、自身を「私は慎重な楽観主義者である」(p17)と定義した上で、巷にあふれる日本悲観論者を切って捨てます。
本書の構成は下記の通りです。
序章 あらゆる分野で世界を牽引していく日本
第1章 経済に不透明感がぬぐえない米国
第2章 負のループから抜け出せない欧州、中国、中東、ロシア
第3章 安倍政権が国内外に風穴を開ける
第4章 日本金融の底力が世界に認められる非
第5章 日本一人勝ちの世界がやってくる
まず、コロンビア大学のデビッド・ワインシュタイン教授の指摘を引用する形で、日本の政務債務1200兆円がうそであることを皮切りに、「長期資金を組めるのは日本だけ」「高齢者も日本の起爆剤」といった日本がこれから一人勝ちする理由を淡々と述べる一方、米国・欧州・中東・ロシア・中国での経済の先行きは危ないと警鐘を鳴らします。
また、筆者は「貧国ロシアが北方4島を返還する」「北朝鮮拉致被害者の大量帰国が実現する」(p140)といった、大胆かつ本当に実現すればまさにハッピーな予言を行っています。(正直、この辺は論理の詰めがあまり精緻ではないかなと思いましたが。)
本書の性格上、日本の悲観的な一面にはあえて触れていないという面もあるかとは思いますが、筆者も述べているように「日本経済がこのままダメになるという悲観論にどれほど理があるでしょうか。」(p18)。ここは冷静になって、本書を材料に日本の明るい未来を考えるという意味では参考になる一冊だと思います。
本書に一貫して流れる論旨は、「たとえ世界経済が停滞しても日本だけは勝ち続ける!」という力強い言葉です。 筆者は、自身を「私は慎重な楽観主義者である」(p17)と定義した上で、巷にあふれる日本悲観論者を切って捨てます。
本書の構成は下記の通りです。
序章 あらゆる分野で世界を牽引していく日本
第1章 経済に不透明感がぬぐえない米国
第2章 負のループから抜け出せない欧州、中国、中東、ロシア
第3章 安倍政権が国内外に風穴を開ける
第4章 日本金融の底力が世界に認められる非
第5章 日本一人勝ちの世界がやってくる
まず、コロンビア大学のデビッド・ワインシュタイン教授の指摘を引用する形で、日本の政務債務1200兆円がうそであることを皮切りに、「長期資金を組めるのは日本だけ」「高齢者も日本の起爆剤」といった日本がこれから一人勝ちする理由を淡々と述べる一方、米国・欧州・中東・ロシア・中国での経済の先行きは危ないと警鐘を鳴らします。
また、筆者は「貧国ロシアが北方4島を返還する」「北朝鮮拉致被害者の大量帰国が実現する」(p140)といった、大胆かつ本当に実現すればまさにハッピーな予言を行っています。(正直、この辺は論理の詰めがあまり精緻ではないかなと思いましたが。)
本書の性格上、日本の悲観的な一面にはあえて触れていないという面もあるかとは思いますが、筆者も述べているように「日本経済がこのままダメになるという悲観論にどれほど理があるでしょうか。」(p18)。ここは冷静になって、本書を材料に日本の明るい未来を考えるという意味では参考になる一冊だと思います。
2017年2月19日日曜日
ニッポン人のためのTOKYOぶらり再発見 なぜか外国人が集まる[注目]スポット50
外国人の視点から注目のTOKYOを紹介
本書は「なぜか外国人が集まる注目スポット」を50か所紹介している本です。
1つのスポットが見開き2ページで紹介してあり、
非常にわかりやすい構成となっております。
写真が多く使用されていることより、旅行ガイドとしての使用だけでなく、
純粋に本を読むだけでも「行った気分になれる」というタイプの本です。
地図もついていますので、もちろん純粋な旅行ガイドとしても重宝します。
本書は外国人の視点で東京を紹介していますが、
日本語のみで書かれていることからも、
日本人があまり注目しないスポットを
日本人に再認識してもらうというスタンスですかね?
個人的に興味深かったスポットとしては
江戸川区の春花園BONSAI美術館や豊島区の池袋防災館ですね。
東京にもまだまだ知らないところがありますね。
また、富士そばやデパ地下など、お馴染みのスポットも
外国人の視点から取り上げていて面白いです。
本書は「なぜか外国人が集まる注目スポット」を50か所紹介している本です。
1つのスポットが見開き2ページで紹介してあり、
非常にわかりやすい構成となっております。
写真が多く使用されていることより、旅行ガイドとしての使用だけでなく、
純粋に本を読むだけでも「行った気分になれる」というタイプの本です。
地図もついていますので、もちろん純粋な旅行ガイドとしても重宝します。
本書は外国人の視点で東京を紹介していますが、
日本語のみで書かれていることからも、
日本人があまり注目しないスポットを
日本人に再認識してもらうというスタンスですかね?
個人的に興味深かったスポットとしては
江戸川区の春花園BONSAI美術館や豊島区の池袋防災館ですね。
東京にもまだまだ知らないところがありますね。
また、富士そばやデパ地下など、お馴染みのスポットも
外国人の視点から取り上げていて面白いです。
安倍外交で日本は強くなる 屋山太郎
安倍外交を狙いを安倍首相のスピーチを軸に詳しく解説
屋山太郎氏による、安倍首相のスピーチ解説集ともいうべき本です。
もちろん、単なる解説の域に止まらず、日本を取り巻く国際情勢についても
丁寧な解説が施されています。
本書の構成は以下の通りとなっています。
序 章 中国を追い詰める安倍政権の対等外交
第1章 安倍外交の三つの課題
第2章 大逆転の東京オリンピック招致
第3章 東南アジア歴訪で掲げた「法の支配」
第4章 岸信介譲りのインド重視
第5章 新しい日本の自画像、積極的平和主義
第6章 豪州とつくる「安全保障のダイヤモンド」
第7章 日米和解から「希望の同盟」へ
第8章 想定外だった英国のEU離脱
第9章 領土返還はプーチン独裁の今しかない
各章の最後には、関連する安倍首相のスピーチが記載されています。
外交スピーチ上、特に中国に対しては名指しで批判することは難しいですが、
屋山氏による丁寧な解説により、安倍首相の対中国戦略の真意が浮かび上がります。
本書の内容は、中国を日米印豪の”ダイヤモンド”で囲い込み、
法の支配をしくしくと掲げ、日米対等の関係になる為に避けられない
憲法改正へというように論が展開していきます。
本書でも「圧巻は何といっても2015年4月の米議会演説だろう」(p3)
とあるように、本書を読み終えてから、安倍首相の議会演説を読み直すと
この素晴らしさを再認識致しました。
また、謝罪外交との訣別を告げる「戦後70年談話」についても、
「朝日新聞がそれほどまでに批判するのだから、「安倍談話」が
どれだけ画期的であったかわかろうというものだ。」(p212)
と朝日新聞を切って捨てるくだりも極めて論旨が明確です。
個人的に印象深かったのは、第4章のインドについて述べている章です。
ネルー首相(初代インド首相)の話を祖父・岸信介の膝の上で聞かされた
というエピソードは日印の歴史を物語る上で重要と感じました。
安倍首相のスピーチから安倍外交の真意を語るという切り口は新鮮です。
日米同盟や安保法案を否定する人にこそ読んでいただきたい本ですね。
屋山太郎氏による、安倍首相のスピーチ解説集ともいうべき本です。
もちろん、単なる解説の域に止まらず、日本を取り巻く国際情勢についても
丁寧な解説が施されています。
本書の構成は以下の通りとなっています。
序 章 中国を追い詰める安倍政権の対等外交
第1章 安倍外交の三つの課題
第2章 大逆転の東京オリンピック招致
第3章 東南アジア歴訪で掲げた「法の支配」
第4章 岸信介譲りのインド重視
第5章 新しい日本の自画像、積極的平和主義
第6章 豪州とつくる「安全保障のダイヤモンド」
第7章 日米和解から「希望の同盟」へ
第8章 想定外だった英国のEU離脱
第9章 領土返還はプーチン独裁の今しかない
各章の最後には、関連する安倍首相のスピーチが記載されています。
外交スピーチ上、特に中国に対しては名指しで批判することは難しいですが、
屋山氏による丁寧な解説により、安倍首相の対中国戦略の真意が浮かび上がります。
本書の内容は、中国を日米印豪の”ダイヤモンド”で囲い込み、
法の支配をしくしくと掲げ、日米対等の関係になる為に避けられない
憲法改正へというように論が展開していきます。
本書でも「圧巻は何といっても2015年4月の米議会演説だろう」(p3)
とあるように、本書を読み終えてから、安倍首相の議会演説を読み直すと
この素晴らしさを再認識致しました。
また、謝罪外交との訣別を告げる「戦後70年談話」についても、
「朝日新聞がそれほどまでに批判するのだから、「安倍談話」が
どれだけ画期的であったかわかろうというものだ。」(p212)
と朝日新聞を切って捨てるくだりも極めて論旨が明確です。
個人的に印象深かったのは、第4章のインドについて述べている章です。
ネルー首相(初代インド首相)の話を祖父・岸信介の膝の上で聞かされた
というエピソードは日印の歴史を物語る上で重要と感じました。
安倍首相のスピーチから安倍外交の真意を語るという切り口は新鮮です。
日米同盟や安保法案を否定する人にこそ読んでいただきたい本ですね。
2017年2月18日土曜日
「トランプ大統領」から始まる中国大乱 黄 文雄 , 石 平
トランプ登場後の中国についてを問題提起した良書
中国四川省出身の石平氏、台湾出身の黄文雄氏の対談形式の本です。
トランプ大統領登場によって、習近平体制の中国がどうなるか?
についてを予測した本です。
構成は以下の通りです。
第1章 トランプ大統領で激変する米中とアジア情勢
第2章 トランプショックで中国経済は破綻する
第3章 崩壊する中国外交
第4章 2017年、権力闘争から始まる中国大乱
第5章 世界急変で日本が中国を叩き潰す
本書の論旨として一貫しているのが、「中国経済は近々破綻する」
「中国外交、対外投資は失敗続き」といった中国悲観論的なトーンです。
対談形式であるが故に、テーマを突き詰めるというより、
問題提起的な論調になっています。
両氏の見方も異なる点が多く、中国問題を多面的に眺めるには
最適の良書と思いました。
自分が興味深かった指摘は、黄氏の述べている
「仮に、中国が南シナ海の支配を確立したとしても、それを守るためにはさらにその外洋まで出ていって守らなくてはならなくなる。」(p45)
「それは要するに、一時的に中国が南シナ海を抑えるかもしれない、ということにすぎません。中国のこの数千年の歴史を見るかぎりでは、領土や勢力圏を拡大しても、結局守りきれないで終わる、ということの繰り返しなのです。むしろ、それが遠因となって王朝が滅んだりしています。」(p47)
というところです。
今現在でさえ、膨大な軍事費・治安維持費を負担している中国の現状をみれば、なるほどという指摘だと思いました。
中国経済は破綻する、と言われて久しいですが、未だ破綻はしていません。
ここら辺が、資本主義でない「社会主義統制経済」だからと言えるでしょう。
それでも、中国経済は持ちませんよ!
というのを主要テーマを網羅しながら解り易く書いているのは、
二人の論客のなせる業かと思います。
中国四川省出身の石平氏、台湾出身の黄文雄氏の対談形式の本です。
トランプ大統領登場によって、習近平体制の中国がどうなるか?
についてを予測した本です。
構成は以下の通りです。
第1章 トランプ大統領で激変する米中とアジア情勢
第2章 トランプショックで中国経済は破綻する
第3章 崩壊する中国外交
第4章 2017年、権力闘争から始まる中国大乱
第5章 世界急変で日本が中国を叩き潰す
本書の論旨として一貫しているのが、「中国経済は近々破綻する」
「中国外交、対外投資は失敗続き」といった中国悲観論的なトーンです。
対談形式であるが故に、テーマを突き詰めるというより、
問題提起的な論調になっています。
両氏の見方も異なる点が多く、中国問題を多面的に眺めるには
最適の良書と思いました。
自分が興味深かった指摘は、黄氏の述べている
「仮に、中国が南シナ海の支配を確立したとしても、それを守るためにはさらにその外洋まで出ていって守らなくてはならなくなる。」(p45)
「それは要するに、一時的に中国が南シナ海を抑えるかもしれない、ということにすぎません。中国のこの数千年の歴史を見るかぎりでは、領土や勢力圏を拡大しても、結局守りきれないで終わる、ということの繰り返しなのです。むしろ、それが遠因となって王朝が滅んだりしています。」(p47)
というところです。
今現在でさえ、膨大な軍事費・治安維持費を負担している中国の現状をみれば、なるほどという指摘だと思いました。
中国経済は破綻する、と言われて久しいですが、未だ破綻はしていません。
ここら辺が、資本主義でない「社会主義統制経済」だからと言えるでしょう。
それでも、中国経済は持ちませんよ!
というのを主要テーマを網羅しながら解り易く書いているのは、
二人の論客のなせる業かと思います。
2017年2月12日日曜日
歴史問題は解決しない 倉山満
歴史戦に勝つには必読の書
2月22日・竹島の日を前にして、再読しました。
本書のサブタイトルは「日本がこれからも敗戦国でありつづける理由」
とショッキングなものになっています。
また、序章の書き出しも「安倍首相は歴史問題を解決できない」
という文言からスタートし、歴史問題の解決が容易でないことを伺わせます。
その理由を、ヨーロッパの歴史を遡り、いかにしてヨーロッパ近代は成立したか、
日本以外すべての国が戦後レジームからの脱却 (= 日本を敗戦国のままにさせる体制)
をなぜ望まないか?を丁寧な筆致で解説したのが本書です。
本書の構成は以下の通りです。
序章 安倍内閣が「歴史問題」を解決できない理由
第1章 近代の前提――歴史問題を解決させたくない
第2章 ウェストファリア体制と反近代の衝動
第3章 ヨーロッパ近代の成立と身勝手な「文明」の押しつけ
第4章 総力戦では歴史認識こそが最大の武器
第5章 日本は敗戦国から抜け出せないのか
終章 敗戦国から抜け出す方法
本書を通読してまず感じたのが、宗教戦争を通じて殺戮を繰り返してきた欧州が、
ウエストファリア体制を確立するにあたり、
「異教徒を殺さなくてよい」(p84) という価値観にたどり着くまでに、
どれだけの時間、命が費やされてきたか?という歴史の闇の部分です。
また、アメリカ合衆国が「非ウェストファリア型国家」であり、
そのアメリカが戦後日本に行った「相手の国家体制の完全崩壊、
復讐裁判による悪魔化、そして二度と刃向かえないほど牙を剝く」(p157)
という行為がどこから来るのか、についても詳細な分析があります。
本書のタイトルはショッキングなものではありますが、
その理由は本書を読婿とによって理解できました。
日本が敗戦国から抜け出すことは簡単ではありませんが、
いずれは抜け出さなくてはいけないと思います。
そのためにも、本書に記載されていることを理解し、
考えることが重要かと思います。
(まずは、日本の歴史教科書・歴史教育から何とかしなければ!
と思いますが。。。。)
2月22日・竹島の日を前にして、再読しました。
本書のサブタイトルは「日本がこれからも敗戦国でありつづける理由」
とショッキングなものになっています。
また、序章の書き出しも「安倍首相は歴史問題を解決できない」
という文言からスタートし、歴史問題の解決が容易でないことを伺わせます。
その理由を、ヨーロッパの歴史を遡り、いかにしてヨーロッパ近代は成立したか、
日本以外すべての国が戦後レジームからの脱却 (= 日本を敗戦国のままにさせる体制)
をなぜ望まないか?を丁寧な筆致で解説したのが本書です。
本書の構成は以下の通りです。
序章 安倍内閣が「歴史問題」を解決できない理由
第1章 近代の前提――歴史問題を解決させたくない
第2章 ウェストファリア体制と反近代の衝動
第3章 ヨーロッパ近代の成立と身勝手な「文明」の押しつけ
第4章 総力戦では歴史認識こそが最大の武器
第5章 日本は敗戦国から抜け出せないのか
終章 敗戦国から抜け出す方法
本書を通読してまず感じたのが、宗教戦争を通じて殺戮を繰り返してきた欧州が、
ウエストファリア体制を確立するにあたり、
「異教徒を殺さなくてよい」(p84) という価値観にたどり着くまでに、
どれだけの時間、命が費やされてきたか?という歴史の闇の部分です。
また、アメリカ合衆国が「非ウェストファリア型国家」であり、
そのアメリカが戦後日本に行った「相手の国家体制の完全崩壊、
復讐裁判による悪魔化、そして二度と刃向かえないほど牙を剝く」(p157)
という行為がどこから来るのか、についても詳細な分析があります。
本書のタイトルはショッキングなものではありますが、
その理由は本書を読婿とによって理解できました。
日本が敗戦国から抜け出すことは簡単ではありませんが、
いずれは抜け出さなくてはいけないと思います。
そのためにも、本書に記載されていることを理解し、
考えることが重要かと思います。
(まずは、日本の歴史教科書・歴史教育から何とかしなければ!
と思いますが。。。。)
2017年2月1日水曜日
はじめに
旅行ブロガーのさすけ3世です。
本は年間100冊~150冊程度読みますが、
過去読んだ本の内容をすべて覚えているか?
というともちろんそんなことはありません。
旅行でも、昔はカメラも持たずに色々回っていましたが、
今振り返ると忘却の彼方、という場所の少なくありません。
そんなわけで、今では旅行先ではしつこいくらい写真を撮り、
ブログという形で記録を残しています。
読書も同様に、自分の読んだ本の記録をブログとするこに致しました。
旅行ブログと同様に、他の人が見ても参考になるように、
記載していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
なお、ブログタイトルの「読書家の新ブログ」というのは、
尊敬する呉智英先生の「読書家の新技術」からインスパイアを受けてつけました。
本は年間100冊~150冊程度読みますが、
過去読んだ本の内容をすべて覚えているか?
というともちろんそんなことはありません。
旅行でも、昔はカメラも持たずに色々回っていましたが、
今振り返ると忘却の彼方、という場所の少なくありません。
そんなわけで、今では旅行先ではしつこいくらい写真を撮り、
ブログという形で記録を残しています。
読書も同様に、自分の読んだ本の記録をブログとするこに致しました。
旅行ブログと同様に、他の人が見ても参考になるように、
記載していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
なお、ブログタイトルの「読書家の新ブログ」というのは、
尊敬する呉智英先生の「読書家の新技術」からインスパイアを受けてつけました。
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