グローバリズムとの闘いはこれから
著者の馬渕睦夫氏は駐キューバ大使、駐ウクライナ兼モルドバ大使を
歴任された元外交官。その経験に裏打ちされた語り口は非常に説得力を持ちます。
著者のスタンスはトランプ、そして、プーチンが「愛国者」である、
という前提であり、日本の大手メディアの考え方と真っ向から対立します。
しかしながら、
「何故、大手メディアが必死になってトランプを叩くのか?」
「暗殺された歴代大統領の共通点は何か?」
といった問いかけに丁寧に答えていくことにより、
著者の説明が説得力を持っていきます。
著者の主張の中心は反グローバリスト(ワンワールド)です。
共産主義も自由主義も世界を一つにするという目的では一緒。
そうではなく、これからは自国ファーストの時代、
やっとその時代が来た、というのが本書の結論的な部分です。
著書はナショナリスト4人のリーダー
(安倍首相 - 日本、プーチン大統領 - ロシア、エルドアン大統領 - トルコ、
モディ首相 - インド)にトランプ大統領を加えた5人が、
中国の野望を挫き、世界に平和と安定をもたらすと結びます。
その根拠は本書を読み進めていけばわかります。
本書は新書ということもあり、説明が若干不十分な部分もありますが、
このあたりは、著者の過去の著作を読めば理解できる部分です。
また、本書のタイトル「トランプ失脚の条件」というのは、
反トランプ本のような印象を受けるので、うまく内容を伝えていないかも?
と思いますね。
日本・米国の大手マスコミのスタンス・報道に少しでも疑問を持ったならば
読んで頂きたい一冊です。

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