2020年4月24日金曜日

面白いけど笑ってはいけない! (国民の敵はここにいる) 倉山 満, はすみ としこ

パヨクの正しいディスり方を学ぶ


本書のサブタイトルに
「日本をダメにしたパヨクの正しいdisり方」
とあるように、基本的にはパヨクの思考が如何に間違っているか?
この辺りを歴史を紐解きながら説明している本と言えます。

批判の対象は、本書の目次を見るとよくわかります。

第一章 マスコミ・出版
第二章 パヨク有名人
第三章 政党・政治家
第四章 国際
第五章 学者
第六章 モノホン・パヨク
第七章 パヨクを踏み台にする左上=公明党

特に印象深かったのは第三章ですね。
社会党についての説明に多くを割いており、
この辺を理解できないと、
昨今の民主党系の言動は理解できないのかと思います。

また、第六章ではモノホン・パヨクとして、
文部科学省や自治労をぶったぎります。
特に、前川喜平氏を「自分の権力や地位よりも思想に殉じる人」と、
ある意味、持ちあげています。

通読すると、パヨクの思考が如何に形成されてきたか?
このポイントを整理できるかと思います。

また、笑ってはいけない!と言いながらも、
随所に笑える箇所があるのも良く、
本書は対談形式なので気軽に読めるのも良いです。

パヨクの思考を整理するのにも、
パヨク入門としても面白い本かと思います。

2020年4月19日日曜日

アメリカは中国を破産させる 日高 義樹

アメリカ政治の現状を理解する


本書のタイトルは「アメリカは中国を破産させる」となっていますが、
米国 VS 中国と言うのは本書の軸ではあるものの、
内容は現在の米国の政治シーンを詳細に説明しているもので、
アメリカ政治の現状を理解する意味では恰好の良書と言えます。

本書は「朝鮮半島はいまも戦闘地帯である」という項目からスタート、
北朝鮮は中国とロシア、韓国はアメリカの指導下にあるので、
日本が両国と直接交渉しても意味がないと斬って捨てます。

本書の基本的な論旨はなるほどと納得する部分が大ですが、
それだけでは説明できない南北朝鮮の勝手とも思える動きをどう考えるか?
この辺の説明がもう少し欲しかったところです。

最終章では「日米安保は消滅する」というショッキングな内容で〆められます。
日米安保消滅、理由はアメリカが特別な国でなくなったから。

日本側の事情としても、アメリカから締め出された中国・中国企業が日本に接近、
それに対して日本があまりに無防備であることもあり、
このシナリオが実現するかどうかは別として、
日本が非常に危ない状況であることは間違いないかと思います。

筆者の指摘するように日本が経済大国は幻...
その通りですね。

憲法改正だけで終わらない、日本独自の戦略が今こそ求められているのですが...
今の日本の政治シーンを見ていると、
暗い気持ちにしかなりませんね。

2020年4月11日土曜日

決定版 日本書紀入門――2000年以上続いてきた国家の秘密に迫る 竹田 恒泰, 久野 潤

日本の原点が「日本書紀」にあることを痛感


本書は、明治天皇の玄孫にして旧皇族の竹田恒泰氏と、
軍事史・艦内神社研究家の久野潤氏による対談本です。

本書で強調されているのは、
日本書紀が今でも日本の正史であるということです。
日本の原点を知らずして日本を語れるのか?
本書を通読すればそのことを痛感致します。

個人的に印象深かったのは、
ハッピーマンデーという愚策への反論。

たかだか3連休を増やすという思惑だけで、
本来の祭日の意味を失っては元も子もありません。
最近では旗日という言葉もあまり聞かなくなりました。

祝日のほとんどが日本書紀を土台としたものであり、
それでは祝日は何故会社や学校が休みなのか?
それは

「学校行っている場合じゃない、
会社で働いている場合じゃない特別な日だからです」
(p57)

なのであり、この意味をやはり今一度見直す必要があるかと思います。

本書は対談本であり、また、入門書でもあるため、
日本書紀の細かな内容までは立ち入っていませんが、
まさに今、日本書紀を読むべき理由というものが浮かび上がってきます。

日本書紀そのものにいきなりチャレンジするのは難儀ですので、
本書をとっかかりとして原文に当たるのが、
日本書紀を理解する近道ではないか?
そんな風に思います。

2020年4月9日木曜日

国民が知らない 上皇の日本史 倉山 満

上皇が果たしてきた歴史の役割について学ぶ


本書の表紙裏書には "上皇ぬきで、天皇制の議論はできない" とありますが、
その意味するところは、本書を通読するとわかります。

やはり最低限の知識もない人が、
上皇は云々かんぬんなどと論じるはやはり大問題。

その辺りも通説に感じました。

また、「上皇 = 院政」とともすると悪いイメージを持ってしまいがちですが、
それがあまりに偏った見方であることも分かります。

上皇が皇統を守ってきたという側面、
この点についても実例を紹介されたうえで本書で論じられています。

いずれにしましても、上皇という視点から歴史を見ると、
今まで見てきたものと違う歴史の側面が見えてきますね。

300ページ以上の大作というこもあり、
実に読み応えがあった一冊だっと思います。

2020年4月3日金曜日

神社ウォッチング 外山 晴彦

神社入門としては読みやすい


本書は神社入門書としての色彩が強く、
これから神社巡りを始めようとする方には良い本かと思います。

鳥居と注連縄からスタートし、石灯籠、手水舎、狛犬、神社建築まで
入門的な要素を網羅しています。

ケーススタディとして、筆者が実際に一之宮貫前神社、
大宮氷川神社へ行った際のレポートが記載されているのもユニークです。

一方、本書はカラー書籍ではないため、
神社のイメージがつかみにくいという弱点はあります。

最近は神社関係の本はムック本をはじめ、
写真に力を入れているものが多いので、
その点では魅力に欠ける面はあります。

ただし入門書としては良くまとまっており、
最初に手に取る本としては良書かと思います。