2018年12月27日木曜日

安倍晋三の真実 谷口 智彦

内側から見た安倍総理像

本書は安倍総理の外交スピーチライターである
谷口智彦内閣官房参与が描いた安倍総理について書かれた本です。

巷のジャーナリストが外部から見て書いた本は多けれども、
本書のような側近中の側近が書いた本というのはそれだけでも貴重です。

優秀なスピーチライターである谷口氏が書いた本であるので、
安倍総理の主要なスピーチに関する裏話は語としても面白いです。
読み応えがあります。

また、安倍総理の人を惹きつける魅力についても書かれており、
反安倍マスコミが揶揄する「お友達内閣」的な主張が誤っていることは、
本書を通読すれば納得いくとことは大だと思います。

もちろん、安倍総理の側近、しかも安倍総理に惚れ込んだ人が書いた本なので、
若干話を割り引いて読まなければいけないかもしれませんが、
安倍総理の考え方の背景を理解するには良い本だったと思います。

2018年12月20日木曜日

ものすごく真っ当で、ありえないほど簡単な お金の増やし方 朝倉 智也

インデックス投信を積み立て購入が最強!

モーニングスター代表取締役社長の朝倉智也氏による
「インデックス投信のススメ」本です。

筆者の結論はずばり

「SBI・先進国株式インデックス・ファンド 
 (愛称:雪だるま)を積み立てで買おう!」

というものです。

そこに至るまでの論旨は極めて明確であり、
"年5%の運用、20年でお金1.7倍も夢じゃない!"
という帯のフレーズは説得力があります。

あまりに簡潔すぎる結論であり、
本書の内容に共感すればすぐにでも投資を始めたくなるな!
という内容かと思います。

ただし、投資はあくまでも自己責任であるし、
これまで順調に拡大してきた世界経済もこれからのことはわかりません。
実際に投資を始めようとする場合は、
色々な本を読むことをお勧めします。
どんな本でも1冊だけ信用するのは危険すぎますね。

逆に言えば、投資の知識をつけるために色々な本を読むという観点では、
本書もそのうちの一冊に加えてよいかと思います。

"これ1本でOKのすごい投信があった! "
というのは、やはりそれなりに説得力がありますからね。

お金を少しでも増やしたい人のための投資信託入門 (洋泉社MOOK)

超がつく投資信託の入門書

モーニングスター代表取締役社長の朝倉智也氏監修のムック本です。

投資信託の入門書は数多くありますが、
類書に比べて大型本ということもあり見やすいこと、
全くの初心者であっても理解できるという点では評価できます。
それは本書の目次を見ればご納得頂けるかと思います。

◆巻頭
・カンタン&手間ナシで資産を増やす! 初めての投資信託5ステップ
・少しでも資産を増やしたいなら投資信託がベスト
・株式投資よりも手軽で安心!! 投資信託の3つのメリット

◆PART1 初心者でもわかる!! 投資信託の基礎知識
◆PART2 資産を増やしたければ「投信積み立て」を選べ!!
◆PART3 インデックスファンド 銘柄選びのコツ
◆PART4 インデックスファンド お勧めの組み合わせ&買い方、大公開! 
◆SPECIAL アクティブファンドとバランス型の銘柄選びの決め手
◆PART5 iDeCoとNISAをフル活用して賢く節税

ただし、ある程度知識のある方にとっては
常識的な内容と言える部分が多いかと思います。、
投資の知識を深めようという方には向きませんね。

あくまでも「初心者の方向け」であり、
投資信託の本は読んだことがない!
という方にとっての最初の一冊にはなかなかふさわしい本かと思います。

2018年12月13日木曜日

百年後の日本人 苫米地英人

100年後の未来を大胆に予想

苫米地英人先生の本は結構読みます。
思いもよらぬ視点からの分析や
純粋に知らなかったことを教えてくれる事が多く、
自分の思考を深める意味では参考になる書籍が多いからです。

本書はそんな氏独自の視点から100年後の未来を大胆に予想します。
人は宇宙や地下に住むとか寿命が200歳を越えるとか、
なかなか興味深いことが書かれています。

まあ100年後のお話なので、
根拠的なところは若干弱いかな?という印象は否めません。

とは言いながらも、今現在問題となっているトピックスの解説、
だからこうなる、といった論理の筋道はたっています。
なので、読み物としては楽しめたという感じですね。

比較的分量も少ない本ですから、
サクッと読むのに適しているという感じです。

2018年11月30日金曜日

中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う 北野 幸伯

対中国戦略を考える上で一読すべき良書

「日中戦争はもう始まっている! 戦闘なしで中国に勝つ方法とは?」
という衝撃的なキャッチで紹介されている本書ですが、
このことが「煽り」や「陰謀論」ではないことは、
本書を通読すれば納得いただけるはずです。

本書は新聞などの公開されている情報の分析を通じ、
中国の戦略を炙り出し、日中戦争が始まっていることを提示致します。
巷間の陰謀本ですと、
「私の独自ルートで中国官僚の情報を特別に入手したところ。。」
なんてのが出てきますが、本書には一切出てきませんのでご安心を!

また、第二次世界大戦で日本が破れた理由を明らかにし、
そのことから何を学ぶべきか?
すると安倍外交の見方も変わりますよ!


北野氏の分析は日頃からメルマガで読ませて頂きますが、
まとまった本として読みますと、
国際政治への理解がより深まったと実感できますね。

2018年11月9日金曜日

日本の神様に出会う旅~出雲・島根編~ ヨザワマイ

古事記と出雲国風土記を分かりやすく

古事記と出雲国風土記に登場する神様と神話を
わかりやすくマンガにて紹介している本です。

本書の構成は

① 著者が島根の名所を旅した様子を描いたコミックエッセイ
② それぞれの地で出会った神様の解説
③ 各神様の視点で描かれた神話のエピソード
(p7)

となっていますので、多面的な楽しみ方のできる本です。

神様・神話については予備知識なしでもわかるよう説明しているので、
あまり神話について詳しくない方でも理解できるかと思います。

また、出雲大社や美保神社といったメジャーな神社だけでなく、
韓竈神社のような重要だけど行き難い神社もとりあげており、
神様の理解に役立つとともに、旅行エッセイ的にも楽しめます。

著者の愛情の伝わる一冊となっていますね。

神社巡りを始めたばかりの方にも、
それなりの知識をお持ちの方にも楽しめる一冊です。

私も出雲は何度か行っておりますが、
とても全部は回り切れていませんね。
本書を片手にまた出雲へ行きたくなりました。

2018年10月10日水曜日

マンガでわかる最強の投資術 (エイムック 3964)

インデックス投資入門書としては秀逸

本書で言うところの「最強の投資術」とは「インデックス投資」のこと。
長期株式投資が世界的に有利である証拠を示しながら、
年率6%の長期運用がどうして可能なのか?
また、NISAなどについても触れており、
インデックス投資についての入門書としては
コンパクトに纏まっていて非常にわかりやすいと思います。

本書はムック本スタイルで、漫画の合間に解説をはさむというスタイル。
マンガとしても結構楽しめました。

本書で述べていることで印象的だったのは以下のトピックスです。

・最低限の生活防衛資金以外はすべて投資してしまって構わない。 (p33)

20-30代では人的資本が多いので、
生活防衛資金(本書では50万円に設定)以外は投資しましょう!
ということ。

・頭金を払わずに、すべて住宅ローンにするんですよ!(p101)

住宅ローンが1%台で借りられる今ならば、
インデックス投信で得られる5-6%の方が有利。

異論・反論はいくらでも思いつきますが、
問題提起的に読めば面白いのかな?と思います。
インデックス投資だってタイミング的には損することもありますからね。

また、銀行での手数料がバカ高い投資信託を購入することに警鐘をならすなど、
手数料についての項目にもぺージを割いています。

インデックス投資初心者には入門書として、
中級者は自分の知識を今一度整理する本として役に立つかと思います。

2018年9月19日水曜日

定年バカ 勢古浩爾

定年後は特別何もしなくて良い!

本書はタイトル通り、定年に関わる俗説的な不安をぶった切る内容です。
数多くの定年本を取り上げて、
「定年後はこうあるべし!」と語るその内容について
容赦なく批判を加えていきます。

本書の構成は以下の通りとなっています。

第1章 定年バカに惑わされるな
第2章 お金に焦るバカ
第3章 生きがいバカ
第4章 健康バカ
第5章 社交バカ
第6章 定年不安バカ
第7章 未練バカ
第8章 終活バカ
第9章 人生を全うするだけ

本書の構成を見れば批判されるべき内容はわかるかと思いますが、
定年後に無理やり地域デビューとかボランティアするなんていうのが
本当に定年後にやらなければいけないことなんですか?
やりたくなければやらなくていいじゃないですか?
ほっといてください!というトーンで論が展開していきます。

本書で示している「何もしない自由」という考えは一考に値すると思います。
多くの定年本があれをしましょう!これをしましょう!
というのと真逆の内容が書いてあります。

従来の定年本に違和感を感じたとすれば(私がそうですが)、
本書を読んで肩の荷を下ろしてみてはいかがでしょうか?

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2018年9月18日火曜日

マンガでわかる デキる人は「数字」で伝える 深沢 真太郎

企画管理部に配属されたら必読の書

私は企画管理系の仕事を長いことやっていたので、
数字で伝えることは特別苦手ではありません。

しかしながら、本書を読むと「数字」で伝えることの大切さを再認識するとともに、
何の為のプレゼンなのかを常に意識することの大切さを実感致します。

特に「第3章 グラフを使わない人になる!?」では、
グラフがそもそも本当に必要か?という問いを投げかけます。

自分も最近は、やたらグラフばかりで何が言いたいのか
わからない資料が多いと感じていたので、
こういう形で整理して頂けると助かりますね。

これから経理や企画管理といった部門で働くことになった、
という人には是非とも読んでいただきたい書物です。
私も20年前に読みたかったですね。

また、本書の最後の締め言葉的に述べられている

"数字と論理だけの完璧なプレゼンテーションは、
相手に伝わらない!」(p196)

というのは、本書が単なるテクニックを伝授する本でない事を
物語っていると思います。

2018年1月29日月曜日

5000円ではじめる仮想通貨投資入門 上野義治

仮想通貨投資のアウトラインを学ぶには良い

本書は「仮想通貨投資入門」と銘打っておりますので、
仮想通貨の投資方法やリスク、仮想通貨の選択方法など、
平易にまとめられていてわかりやすいです。

本書では、仮想通貨投資は毎月投資がお勧めされており、
この辺りは仮想通貨が普通の投資商品と変わらない、
といった側面が強調されております。

一方「そもそも仮想通貨とは何か?」という点については、
もう少々詳しい説明があれば良いかな?
と思わせる部分があります。

そういう意味では、ビットコインをより深掘りする意味では
類書を当たる方が良いですが、
「ビットコインのアウトラインを短期間で学ぶ」
という目的では本書はなかなか良いかと思います。


知られたくないウラ事情「不都合な真実」〜世の中の仕組み&カラクリ 神樹兵輔

30のトピックスの「裏」を暴く!

本書のサブタイトルは

★知らないほうが幸せだった!?★
ビジネスから日常生活まで、ブラックな日本社会を賢く生きるためのサバイバル戦術。

となっています。

これだけだと、ちょっと怪しげなトピックスを
取り扱っている雰囲気もありますがそのようなことはありません。

本書が取り扱っているトピックスの内、
「宝くじ」「中国産食品」「世襲議員」「地方議員」などは
比較的類書でも取り上げられていると思いますが、
「自費出版」「プロパンガス料金が高い理由」「公正証書遺言」
といったトピックスは自分的には新鮮味を感じました。

191ページの本の中で30ものトピックスを取り上げていますので、
一つ一つのトピックスが深掘りされているというよりは、
コンパクトにまとまっているという感じです。
各トピックスにはグラフはイラストでコンパクトにサマライズされていて
分かりやすいのもいいですね。

「知らない方が幸せ」と言うよりは、
知っていて騙されないための1冊と言えると思います。


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2018年1月20日土曜日

稼げる! 自分に合った副業が必ず見つかる! 副業図鑑 戸田充広

理想の副業とは?

副業の種類が多くあることはわかりますが、
どれが自分に向いているかわからない、
という方にはお勧めの本です。

本書の構成は以下の通りとなっています。

第1章 副業のすすめ
第2章 始めやすい副業
第3章 資格が活かせる副業
第4章 ハイリスクハイリターンな副業
第5章 スキルを活かせる副業
第6章 すき間時間・短時間でできる副業
第7章 元手0円でできる副業
第8章 趣味にもなる副業
第9章 知っておきたい副業の決まり

「純金積み立て」「投資信託」と言った副業かな?というものから、
「受付業務」「レストランスタッフ」といった本業に近いものまで
様々な副業が取り上げられていて読み物としても面白いですね。

個人的には「墓参り代行」「レンタル友人」といったものに興味を惹かれました。
聞いたことはあるけどいくらくらい貰えるの?という疑問に答えてくれるので、
便利な本と言えますね。

世の中色々な副業があることを再認識するにはいい機会になりました。

2018年1月14日日曜日

人生100年時代のお金の不安がなくなる話

本書を読んでもお金の不安はなくならないが。。。

本書は竹中平蔵氏と出口治明氏の対談形式の本になります。
出口氏の主張の要旨は、
「将来の生活の不安はないです。何故ならばずっと働けばいいから」
というもので、竹中氏も
「老後の心配より、自分が何をした以下の方が大事」と呼応致します。

これからの高齢化社会を「年齢フリー」などの考え方で生き抜くなど
示唆に富んだ内容はありますが、全体的に少々楽観的すぎるかな?
という気が致します。

例えば、年齢フリーの考え方や新卒一括採用への批判はその通りかもしれないけど、
これを日本の会社が採用していくにはどうしたらいいか?
というのはかなり難しい問題かと思います。

結論的には、この本を読んだだけで、人生100年時代のお金の不安は
解消することはないと思いますが、今の日本の置かれている状況の論点を
整理するにはいい本かな?と思います。