著者は元国税調査官の大村大次郎氏で、
本書は日本経済に巧妙に張り巡らされた仕掛けを明らかにする本です。
要は、普通の人は決して金持ちなんかにはなれないよ!
という一見絶望的な内容の本です。
本書の目次は以下の通りとなっています。
第一章 激増する億万長者の正体
第二章 不動産で儲けているのは誰だ!
第三章 開業医の子供はなぜ医者になるのか
第四章 キャリア官僚「悪の錬金術」
第五章 富裕層の必須条件「税金は払わない」
第六章 そして金持ち世襲化する
第七章 悪の総本山「経団連」の深層
第八章 それでも庶民は金持ちになれる
本書のキモは、富裕層の必須条件は税金を払わないことであり、
それゆえ、金持ちは世襲化するのだ!ということを、
税金の専門家という視点から描いたものです。
また、経団連を悪の総本山と切って捨て、
大企業の利益を守るためだけの圧力団体と化した理由を説明します。
それでは不幸なサラリーマンが報われるにはどうしたら良いのか?
本書の第八章で解決策を提示しています。
それは、左翼思想を排したスマートユニオンを作り、
サラリーマンが団結することだという主張です。
ご趣旨は良くわかるのですが、サラリーマンが団結するのは容易ではないですね。
個人的にはこのあたりの主張をする若手カリスマ政治家が出てくれば
情勢は変わるかもしれませんが、現状では困難です。
いずれにしましても、金持ちが世襲化する社会の仕組みを把握するには良書ですね。
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